小学生の集中力が持続する時間は○分!?睡眠時間との関係や集中力を高める工夫を解説【生活編】

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机に10分も座ってられない…子どもの集中力がなさすぎる!

小学生になったのにこんなに集中力がなくて勉強大丈夫?

こんなお悩みを抱えていませんか?

KOMIKO

こんにちは!
小中英語科教員歴13年、3児の母KOMIKOです。

お子様の集中力、そばで見ている親御さんは気になりますよね~
私自身3児の母として「こんなに集中力なくて大丈夫?」と思ったこと…多々あります。

でも安心してください!
集中力は日々の環境によって大きく伸ばすことができます!

本記事では、子どものやる気を引き出し、集中力を高めるための3つの工夫を具体的に紹介します。
家庭で今日から実践できる方法ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること
  • 子どもの集中力は「年齢×1分」が限度
  • 集中力がないことで1番心配なのは、「できない」という意識が積み重なり自信を失ってしまうこと
  • 集中力を高めるために親ができる工夫は「生活リズムを整える」「夜間の電子機器の使用を制限」「集中できる環境づくり」の3つ
  • スポーツやピアノなど、他の分野で培った集中力は学習にも活きる!
もくじ

子どもの集中力が続かないのはなぜ?

そもそもの大前提として子どもの集中力がどれくらい続くのかご存じですか?

一般的に小学校低学年くらいまでの子どもの集中力は「年齢×1分」と言われています。
3歳なら3~4分、4歳なら4~5分程度という計算です。
集中力は、小学校6年生でも15分程度しか続かないのです。

子どもは成長段階に応じて、集中力の持続時間が異なり、年齢が低いほど注意力が持続しにくい傾向にあります。

これは脳の前頭前野の発達が未熟であることが大きな要因です。

集中して物事に取り組む力は成長とともに徐々に身についていきます!

しかし、その成長過程で「子どもが集中力を身につけづらい環境」に身を置いてしまうと、集中力は身に付きづらくなってしまいます。

集中力がないとどうなる?

では、集中力がないとどんなことが問題なのでしょうか?

正直、未就学児ではそこまで問題視されることのない場合が多いです。
が、問題なのは小学校に入ってから。
幼稚園や保育園時代とは全く異なる環境に身を置き、「学校生活の送り方」と同時並行で「学習の仕方」「学習内容の理解」を行わなければならない小学校1年生。

KOMIKO

小学校1年生は大人が想像する何十倍もがんばって小学校生活を送っています!

小学校で勤務する筆者が1番気になる点は「できない」という意識が積み重なり自信を失ってしまうこと。
「できない」から「やらない」と、挑戦する意欲そのものを失うケースもあります。

「集中力がない」→「学習の不明点ができる」→「分からないからやりたくない」の悪循環は、学習内容の理解にとどまらず学校生活や集団行動に支障をきたすことも。

KOMIKO

だからこそ、集中力をしっかりと身につけさせてあげたいですよね。

⇩こちらの記事では集中力が続かない小学生におすすめの教材を紹介しています⇩

集中力を高めるために親ができる3つの工夫

では集中力を高めるためには親が家でできることは何でしょうか。

KOMIKO

ここでは3つの工夫についてお伝えします!

集中力を高めるための工夫①: 生活リズムを整える

まず大前提として規則正しい生活を送りましょう。
集中力を高めるには心身の健康が欠かせません。

特に大切なのが睡眠です!
「ハーバード集中力革命」という本でも、「集中力の続かない人は睡眠を軽視している」と指摘されているように、大人にとっても子どもにとっても睡眠はとっても大切!

以下は子どもに必要な睡眠時間ですが、皆さんのおうちではどうでしょうか?

1~2歳児は11~14時間
3~5歳児は10~13時間
小学生は9~12時間
中学・高校生は8~12時間

「思っていた以上に長い…」
「こんなにたくさんとれていない…」
という方が多いのではないでしょうか?

忙しいお父さんお母さんが増えた現代社会。
きっちりと上記表通りの睡眠時間を確保することが難しくても、「睡眠は大切!」という意識を持つだけで生活は変わります!

KOMIKO

成長ホルモンの分泌が活発になる夜間の睡眠は、脳の発達や記憶の定着にも深く関わってきます!

集中力を高めるための工夫②:夜間の電子機器の使用

もう1つ気にしてほしいことが、スマホ・PC・テレビゲームの使用です。
「電子機器の使い過ぎは良くない」という子育てにおける一般常識論は聞いたことがあっても、なぜダメなのか?その理由をご存じでしょうか?
睡眠の観点から言うと「睡眠ホルモンのバランスが崩れてしまうから」ダメなのです。

人間は、朝日を浴びて体内時計がリセットされることで、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌がストップし、セロトニンが分泌されます。
セロトニンは、精神の安定や、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。

メラトニンの分泌はストップしてから14~16時間後に再分泌されます。
ところが、本来メラトニンが分泌され始める夜になってもスマホやPCを使用しブルーライトを浴びていると、脳がブルーライトの光を日光と勘違いしてメラトニンの分泌を抑制してしまうのです。

KOMIKO

ホルモンバランスが崩れると、夜になっても眠れない→朝起きられない→日中睡眠不足、の悪循環を引き起こしてしまいます。

集中力を高めるための工夫③:集中できる環境づくり

子どもが集中するには、「自分ごと」として物事を捉える必要があります。
しかし小学生は、自ら動くことがまだまだ難しい年齢。
そこで意識してほしいのが、「子どもが集中できる環境を作れているか」ということ。
以下の点を考えてみてください。

タイミング

・子どもが空腹ではない
・子どもが疲れていない
・子どもが眠くない
・ゲームや読書など、何かに熱中して取り組んでいるときは、終えるタイミングを共有

「学校から帰宅し、習い事が終わるともうへとへと…」という場合、無理してやらせないのも1つの手です。

KOMIKO

その分朝30分早く起きて勉強に充ててみては!

音や視覚情報

集中力とは「一つの物事だけに意識を向ける力」のことです。
非常に単純なことですが、例えば英語のリスニングをしているときに日本語のテレビがついていたら「集中」できますか?
大人でも難しいですよね。
この「集中力を妨げる要因」を大人の方で意図的にカットすることが大切なのです。

ささいなことかもしれませんが、以下のようなことが意外と子どもの集中力をそいでいることがあります。

・ラジオや音楽の音声
・テレビやPCの画面
・机回りにあるもの(消しゴムのカバー1つでも気になることが…)
・机やイスの高さ
・子どもの学習席から見える文字情報(カレンダーなど)

「リビング学習」が浸透して長くたちますが、「大人が学習環境をコントロールすることができる」という点においても、リビング学習はオススメです!

KOMIKO

机回りは「何もない状態」で学習に向かうのがおすすめ!

集中力はどうしたら身につくの?

小学生になったから、いきなり集中して学習することができるようになる!
…そうはいきませんよね(笑)

「集中力」は経験値を積み重ね身につけるものです。
幼児期の遊びの中で、どの子も知らず知らずのうちに「集中力」を身につけているのですが、その経験値の大小は人によって異なります。

KOMIKO

そのため、大勢の集団で同時に学習を行う学校教育の場面になると、他者との相対的な比較から「集中力がない」ように見えるのです。

「集中力」は「一つの物事だけに意識を向ける力」
学習以外の活動で経験値を積み重ね、学習に転用することが十分可能です。

当たり前ですが、集中力は勉強だけではないですよね。

スポーツやピアノ、ゲームでも集中力が求められるし、子ども自身興味のあることが1番集中力が身につきます!

まとめ:子どもの集中力は伸ばせる!

子どもの集中力は、生まれ持った才能ではなく経験値。

保護者の働きかけによって身につけさせることが可能です!

まとめ
  • 子どもの集中力は「年齢×1分」が限度
  • 集中力がないことで1番心配なのは、「できない」という意識が積み重なり自信を失ってしまうこと
  • 集中力を高めるために親ができる工夫は「生活リズムを整える」「夜間の電子機器の使用を制限」「集中できる環境づくり」の3つ
  • スポーツやピアノなど、他の分野で培った集中力は学習にも活きる!
KOMIKO

家庭でできる小さな工夫を積み重ねながら、子どもの力を伸ばしていきましょう!

⇩こちらの記事では集中力が続かない小学生におすすめの教材を紹介しています⇩

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この記事を書いた人

・東北出身北陸在住
・3人の子どものママ
・小中公立学校出身
・ほぼ塾なしで都内国公立大学現役合格
・大学在学中アメリカ&メキシコ留学
・小中学校英語科教員として勤務経験有
・洋菓子店、イタリアンレストランの勤務経験有
・製菓衛生師
・おうちパンマスター
・米粉パンマスター

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