【ガスオーブンVS電気オーブン】違いは?メリットデメリットを解説

ガスオーブンって一般家庭におけるの?

電気とガスの違いが知りたい!

オーブンの購入を検討されている方は、このように感じる人も多いと思います。
本記事では「お菓子作り」という観点から、電気オーブン・ガスオーブンそれぞれのメリットデメリットを解説していきます。

KOMIKO

電気オーブン・ガスオーブン、どちらも使っている筆者が解説します!

【この記事はこんな人におススメ!】
・オーブンを購入しようと思っている人
・電気オーブンを使ってきたけどガスが良さそう…と聞いた人
・電気オーブンとガスオーブンの違いを知りたい人

この記事を書いた人

KOMIKO

東北出身北陸地方在住
3児の母かつ製菓学生
約10年間公立中学校英語教員として勤務
TOEIC860 点

現在はケーキ屋さんで働きながら教育・グルメライターとして活動中
好きな食べものは生クリーム

もくじ

電気オーブン

電気の力で食材を蒸し焼きにするオーブンで、設置場所にコンセントが必要になります。
電子レンジ機能がついているものも多く、コンパクトなものからビルトインタイプまで大きさもさまざまです。

メリット

電気オーブンのメリットは以下の4つです。

1.種類・大きさ・機能の選択肢の幅が広い

電気オーブンには、電子レンジ機能など多機能なものも多く、一台で何役もこなしてくれます。
最低限の機能で良いというかたはシンプルなものを安価で購入することもできるので、選択肢の幅が広いことはメリットといえます。

2.設置場所に困らない

ガスオーブンに比べると比較的コンパクトなので、一般家庭で設置に困らないこともメリットの1つ。
コンセントさえ近くにあれば場所を選ばずに設置できます。

3.火を使わないから安全

火を使わないので安全に調理ができます。

4.スチーム機能

米粉パンを作るときにすごく大切なのが「庫内を乾燥させない」ということ。(パンの表面がひび割れてカチカチになってしまうんです…)
ガスオーブンはカラッと焼ける反面庫内が乾燥しがちです。
電気オーブンのスチーム機能は庫内を乾燥させずに米粉パンを焼き上げることができます。

デメリット

電気オーブンのデメリットは以下の3つです。

1.予熱に時間がかかる

電気オーブンはとにかく予熱にかかる時間が長いです。
(ハードパンを焼こう!と250℃に設定したときなんて、15分経っても予熱が終わらなかったことも…)

KOMIKO

うっかり予熱を忘れてパン作りをしてしまったときは大惨事です…

2.庫内温度に個体差がある

電気オーブンは個体差が非常に大きいです。また、経年劣化で機能性が落ちていくという面も。

KOMIKO

私が使っていた電気オーブンの話ですが、
240℃で予熱し、「ピー」と完了音がなったとき、実際にはなんと160℃!

ここまで温度が違うと、そりゃうまくできないですよね…

↓オーブン内の温度はこのような庫内温度計で実測することができますよ。私もこれを使っています。

3.調理時間がかかる

ガスに比べて火力が弱いので、調理に時間がかかります。(その分電気代もかかるということです)
鶏の丸焼きなど、火力が必要な料理には電気オーブンはあまりおススメできません。

ガスオーブン

ガス栓とつないでガスを燃焼させることで熱を発生させます。
強い火力で温度を上げることができ、「外はパリッと中はジューシー」な本格的調理が楽しめます。
ガスオーブンは戸建てのおうちで新築のタイミングでしか入れられないと思われている方が多いのですが、実は「卓上タイプ」というものがあり、ガス栓につなぐことさえできれば、電気オーブンのように棚に置いて使うことができるモデルがあります。

KOMIKO

ガスオーブンは後付け可能です!私もそれを使っています!

メリット

ガスオーブンのメリットは以下の3つです。

1.火力の強さでパリッと焼きあがる

なんといっても火力が強い!
特にハードパンだと、火力の強さを実感します。(外側がパリッ!)

2.予熱時間が早い

ガスオーブンで「予熱を忘れてオーブン待ち」という時間を経験したことは1度もありません。
200℃前後であれば5分もかからず予熱が完了します。

KOMIKO

早すぎて本当に温度が上がっているのか疑ってしまうレベル!

3.たくさん焼ける

私は現在リンナイガスオーブン卓上タイプを使っています。これ↓

天板がMAXで5枚入るので、クッキーなどの焼き菓子大量生産がラクにできます。
パンをたくさん焼きたいときも、発酵がずれないで一度に焼き上げられるので重宝しています。

デメリット

ガスオーブンのデメリットは以下の3つです。

1.設置場所をよく考えないといけない

コンセントがあればどこでも設置できる電気オーブンとは異なり、コンセント+ガス栓がないと、ガスオーブンは設置できません。
ガス栓がない場所にガスオーブンを設置したい場合には、(戸建てであれば)ガス栓の増設工事で設置可能な場合があります。

2.本体がでかい

卓上のガスオーブンはとにかく場所をとります。でかいです。
実際に届いてみてその大きさに圧倒されました…
購入前によーくよーく採寸をしてくださいね。(置こうと思っていた場所に入らなかったなんてこともあり得ます)

3.庫内が乾燥する

ガスオーブンの庫内は常に焚火にあたっているようなものなので、当然乾燥します。

KOMIKO

業務用のオーブンであるスチコン(スチームコンベクション)だと、スチームと火力を両立できますが、家庭用には残念ながらその機能はなく…


米粉パンなど、乾燥に弱いものを扱うことがメインの場合にはガスオーブンはおすすめしません。

私も「お湯を入れたココットを乗せる」「ソフトモードで焼く」といった精一杯の乾燥対策をしていますが、それでも強烈な熱風には対応できていないのが現状です、、、

自分の使用用途にあった1台を!

電気オーブン・ガスオーブンのメリットデメリットをいかし、自分の用途に合った1台に出会えることを願っています!

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この記事を書いた人

フリーランスのライターとして活動中。
・東北出身北陸在住
・3人の子どものママ
・大学在学中にカリフォルニア州へ留学(1年間)
・都内大学卒業後、公立中学校英語科教員として勤務(約10年)
・育休中にもともと好きだった製菓へのめりこむ
・おうちパンマスター、米粉パンマスター取得
・米粉パンやお菓子の知識をもっと深めたい!と、
2024年~製菓衛生士取得を目指し、通信制製菓学校へ通学中

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