調理師免許を取得するには、2年以上の「調理業務に従事した実務経験」が必要です。
そこでこんな疑問を抱えていませんか?
- 調理師免許取得のための実務経験はマクドナルドでの勤務も認定されるの?
- マクドナルド以外のファストフード店での勤務は実務経験になる?
- 勤務形態がアルバイトやパートでも実務経験として認定されるの?
本記事では、厚生労働省の基準をもとに、マクドナルドでの勤務が調理師免許の実務経験に該当するのかどうかを解説します。
実際に調理技術技能センターや保健所に確認した確かな情報を記載していますのでご安心ください。
- マクドナルドでの勤務は調理師免許の実務経験に該当する可能性が高い
- マクドナルドでの勤務を実務経験とするためには、「勤務内容」と「勤務時間」が重要
- レジ打ちではなくバーガー作りに携わっている必要がある
- 週5日、1日6時間以上で2年間の勤務が必要とされる
マクドナルド勤務が実務経験に該当するのかについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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KOMIKO
製菓衛生師
洋菓子店・イタリアンレストランの元パティシエ
元パン教室講師
調理師免許の実務経験を考える2つのポイント
調理師免許の取得には、「実務経験」が求められます。
調理師免許の取得には認められた施設における2年以上の実務経験が必要
※通算でも可
※就業時間が週5日、1日6時間以上で2年間
マクドナルドでの勤務がこの「実務経験」に該当するのかどうかは、以下3つのポイントが重要になります。
- マクドナルドが認められた施設なのかどうか
- マクドナルドで従事した仕事の内容が実務経験に該当するのかどうか
- 勤務時間が規定の時間を超えているかどうか
1つずつ詳しく解説していきます!
実務経験のポイント①:マクドナルドの営業形態は飲食店営業に該当
調理師免許のための実務経験として認められる施設は以下の通りです。
| 実務経験として認められる施設 | (1)給食施設 寄宿舎、学校、病院、事業所、社会福祉施設、きょう正施設、自衛隊、給食センターなど (2)飲食店営業 一般食堂、料理店、すし屋、そば屋、旅館、仕出し屋、弁当屋、レストラン、バー、キャバレーなどの客に飲食させる営業 ※喫茶店・カフェ営業は含まれません (3)魚介類販売業 調理工程のある店舗を設け鮮魚介類を販売する営業 (4)弁当製造業 そうざい(煮物、焼物、いため物、揚物、酢の物等)及びこれらを含む弁当製造業 (5)複合型そうざい製造業 4の弁当製造業とあわせて食肉の処理をする営業 |
| 実務経験として認められないケース | (1)無許可営業 実績として認められる業種(業態)であっても、無許可営業の場合は無効になります。 (2)営業禁止または停止された期間 保健所からの営業禁止・停止命令により、営業できない期間は実績から除外されます。 (3)直接調理の業務に携わらない場合 実績として認められる業種(業態)であっても、直接調理とは関係ない業務は実績として認められません。 例)事務や運搬(配送)、食器や鍋等の洗浄、接客等。 (4)料理教室などの習い事の場合 お料理教室などで教えたり、習ったりした経験は認められません。 |
このうちマクドナルドは飲食店営業に該当します。
(実際に店舗に行くと壁に「飲食店営業許可」が貼ってあります)
(また、アイスクリーム類製造業・乳類販売業・菓子製造業の営業許可書も貼ってあります)
そのため、ポイントの1つ目である認可施設かどうかという点においてマクドナルドは認可施設であると言えます。
実務経験のポイント②:マクドナルドで調理業務に携わったかどうか
2つ目のポイントは、従事した仕事の内容についてです。
調理師免許のための「実務経験」は、単に飲食店で働いた年数ではなく、“調理行為”として認められる業務を行っていたかどうかが重要になります。
厚生労働省の定義によると、「調理業務」とは、食材の下処理、加熱、味付け、盛り付けなどを行い、提供する行為を指します。
レジ打ちや清掃、皿洗いといった作業は「調理補助」扱いとなり、実務経験にはカウントされません。
ハンバーガーの組み立て、フライヤーでの加熱、バンズの焼成など、実際に「食品を調理する行為」を日常的に行っている場合は、調理業務として認められる可能性が高いです。
実務経験のポイント③:週5日、1日6時間以上で2年間の勤務が必要
マクドナルドでの勤務が実務経験として認められるためには、週5日、1日6時間以上で2年間の勤務が必要です。
勤務形態は正社員・契約社員・パートのいずれでも問題ありません!
なお調理師免許を受験する際には、上記勤務時間規定に関する「実務経験証明書」の提出が必要になります。
店舗責任者に発行してもらうことになりますので、事前にその旨を理解しておいた方がいいでしょう。
まとめ:マクドナルドの実務経験を活かして調理師免許を取得しよう
この記事では、マクドナルドでの勤務が調理師免許の実務経験に該当するのかどうかについて解説しました。
- マクドナルドでの勤務は調理師免許の実務経験に該当する可能性が高い
- マクドナルドでの勤務を実務経験とするためには、「勤務内容」と「勤務時間」が重要
- レジ打ちではなくバーガー作りに携わっている必要がある
- 週5日、1日6時間以上で2年間の勤務が必要とされる
マクドナルドでの勤務経験は、調理行為を行っていた実績があれば、調理師免許の実務経験として認められる可能性が高いです。
調理師免許の取得を目指すなら、今の仕事を「将来につながる実務経験」と意識して取り組むことが大切!
マクドナルドでの経験を活かし、国家資格である調理師免許の取得をぜひ実現させましょう。
なお、調理師免許の取得には、実務経験と並行して調理師試験のための学習も欠かせません。
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