仕事をしながらなので、なかなか勉強時間がとれない…
暗記が苦手だけどコツってあるの?
どんなテストでも、「テスト」は暗記ができていないと点数を取ることができない基礎部分が必ず存在します。
そこで本記事では短時間で効率よく暗記を進める方法をご紹介!
子どもも大人も、テストを控える全ての人に共通する学習法なので活用してください!
- 参考書を眺めることは暗記ではない!
- 問題を解く→丸つけ→解答部分を参考書を探すを繰り返すのが手っ取り早い暗記法
- 問題集をむやみに増やさず徹底的に1冊をやり切る

KOMIKO
東北出身3児の母、子どもとおうち英語実践中
アメリカ留学を経て都内国公立大学卒
小中学校英語科教員歴10年以上
暗記の道のり:間違え→正解をスパイラルで繰り返していくこと
よく、「まだ覚えてないから覚えてから問題集やります」という声を聴くのですが、それを待っているとものすごく時間がかかります。
人間の記憶力は何かとセットになるとより高まるので(語呂合わせはまさにその例です)、ただ公式やルールを丸暗記することは労力がかかります。
KOMIKO例えば、サッカーのルールブックを一字ずつ暗記するより、実際に試合に出て反則をもらう方が、ルールを身につけるには早いというイメージ。
問題にあたる→間違える→正解を頭の中で復習→問題にあたる…のループを繰り返すことで、暗記ができる、と思ってください。
間違えることで記憶が定着していくので、暗記のためにはとにかく問題をとく!これが一番手っ取り早い方法です。
暗記のコツ:分からなくていいからとにかく問題を解こう!
短時間で暗記をしたい人におススメの学習方法が、「とにかく問題を解く」です。
以下の手順でやってみてください。
「暗記」をする上で必要なのは、実はこの2つだけ!これだけで十分なのです。
学習を進めるうえで必要なものは、
・1冊の教科書(参考書)…重要語句が書かれたテキスト
・問題集
私はこれを使い製菓衛生師試験に合格しました⇩
おすすめ暗記法手順①:問題を解く
まだ習ってない部分でもいいんです。分からなくてもとにかく問題にあたることが大切!
カンで答えた問題には、例えば問題の部分に★を書くとか、あとで「この正解はカンだった」ということが分かるようにしておきましょう。
おすすめ暗記法手順②:○つけをして間違いチェック
自分の解答を採点し、まちがえた問題に関して、教科書や参考書に書き込みをしていきます。
そのとき、カラフルなマーカーでただ色をつけただけでは頭に入りません。
暗記用グッズを活用しまちがえた部分の重要キーワードを、隠せるようにしておきましょう。
例えば…
製菓衛生師試験でよくあるのが、「〇〇〇は厚生労働省の認可が必要である」(正解は都道府県知事)のようなひっかけ問題。
これを間違えたときには、テキストに書いてある、「都道府県知事」の部分をチェックしておきましょう。
おすすめ暗記法手順③:間違えた部分が塗られた参考書を隠して再チェック
暗記ペンで塗られた部分は専用のシートをかぶせると文字が見えなくなります。
電車やバス、ちょっとした隙間時間には、参考書にシートをかぶせ頭の中で問題集を解きましょう。
(1)~(3)を繰り返します!
クイズ形式のアプリでもOK!とにかく問題に答えることが暗記の近道です。
製菓衛生師試験はアプリでの学習もできます⇩


テストで点を取る=暗記ができていることが前提!
「暗記(あんき、諳記)とは、書いてある文章を見ないで口に出して言えるようにするために覚えること。
記憶法の一種である。」
例えば、英単語。
「smile」という文字列を見て、「スマイル」と読み、「笑顔」という日本語が頭の中に浮かんできたら、それは暗記できている状態です。
どんな試験も結局はこの「暗記」ができている前提で、それらをいかに組み合わせるかが問われます。
数学であれば、公式の暗記がされているのは前提であり、「どの公式を使えばこの問題は解けるのか」を考えるのが思考力です。
中学生であれ高校生であれ、社会人の資格学習であれ、どこを通ってもこの「暗記」という行為は、学習とは切っても切り離せない存在なのです。(残念ながら…)
暗記が苦手な人にあるある学習法
長年暗記と格闘する生徒たちを見てきて思うことは、「暗記が苦手なんです」っていう人たちって、だいたい同じ傾向にあるなということ。
具体的には、
- 教科書や参考書など、覚えないといけない語句が書かれた本を「眺めている」だけ。
- 教科書や参考書など、覚えないといけない語句が書かれた本を「彩っている」だけ。
- 問題集を解いて間違えたものは、「間違えちゃった」で放置。
- 問題集は1回解いたら終わり。だって書き込んじゃったもの。
「暗記が苦手」な人は、私の体感では90%の確率で上記どれかに該当しています。
暗記が苦手な人にあるある学習法①:教科書や参考書などを眺めているだけ
まずはこのパターン。
ジーっと見ているだけでは、「暗記」という側面において効果は0です。
(読解力や音読力など、別の力を鍛えたいなら話は変わりますが)
講義を受けて、板書を写すという作業も、実は暗記には全くつながっていません。
特に時間のない社会人の皆さんは、通勤中のバスや電車で勉強したい!という方も多いはず。
その場合、参考書を「読書」しても暗記にはならないのでお気を付けください。
暗記が苦手な人にあるある学習法②:教科書や参考書を彩っているだけ
このパターンは女の子に多いです。
カラフルなマーカーペンで大切な部分を彩って見やすく可愛く美しく…
芸術を楽しみたいならいいかもしれませんが、こちらも「暗記」のためなら残念ですが効果は0です。
暗記が苦手な人にあるある学習法③:問題集を解いて間違えた問題を放置
社会人の皆さんは、問題の解きっぱなしはよくないという自覚がある方も多いかと思います。
ところが、社会人になると勉強以外のことが忙しくて、「解きっぱなしがためなのは分かってはいるけど、問題を解くだけで精一杯」な状態になりがち。
時間が経ってからでもいいので、間違いをピックアップして、「なぜ間違えたのか」「正解は何か」を確実にしておくことをおススメします。
暗記が苦手な人にあるある学習法④:問題集は1回解いたら終わり
中高生にありがちですが、問題集に直接書き込むのはもったいない!(何冊も問題集が買えればいいですがそうはいかないですよね…)
ノートや裏紙、何でもいいので、問題集には直接書き込まないで勉強しましょう!
問題集は1冊でいい!徹底的に使い倒そう!
製菓衛生師試験は四択なので「答えを覚える程度まで問題集をやりこんでしまった」というケースもあると思います。
その場合、なぜその答えが正解になるのかを答えることができるか確認してください。
例えば…
問題5の答えは3
→なぜなら
選択肢1は「厚生労働省」のところが「文部科学省」になっている。
選択肢2は文末の「~でなければならない」が間違っている、正解は「~でもよい」。
選択肢4は「衛生基本法」のところが「衛生法」になっている。
ここまで答えられれば暗記ができている証拠です。
逆にこのレベルに達するまでは、1冊の問題集を完璧にできているとは言えないのです。
まとめ:コツをおさえた暗記方法で効率のよい学習を!
本記事では効率よく暗記する方法について解説しました。
- 参考書を眺めることは暗記ではない!
- 問題を解く→丸つけ→解答部分を参考書を探すを繰り返すのが手っ取り早い暗記法
- 問題集をむやみに増やさず徹底的に1冊をやり切る
時間がない中で勉強するのは大変ですよね。
だからこそ短時間でも身につくよう、実戦を積み重ね定着をはかることが大切です!






