お菓子作りにはガスオーブンがいいって聞くけど…実際どうなの?
電気とガスの違いが知りたい!
オーブンの購入を検討されている方は、このように感じる人も多いと思います。
本記事では「お菓子作り」という観点から、電気オーブン・ガスオーブンそれぞれのメリットデメリットを解説していきます。
KOMIKO電気オーブン・ガスオーブン、どちらも使っている筆者が解説します!
- ガスオーブンのメリットは予熱時間の短さ・庫内温度の均一さ・庫内の広さ・熱の強さ
- 電気オーブンのメリットはコンパクトさ・過熱水蒸気機能・電子レンジ機能が付随
- ガスオーブンと電気オーブンの最大の違いは大きさ。おける場所があるかを要確認!


KOMIKO
東北出身3児の母、子どもとおうち英語実践中
アメリカ留学を経て都内国公立大学卒
小中学校英語科教員歴10年以上
ガスオーブンは後付け可能!ガス栓さえあれば賃貸でも置ける!


ガス栓とつないでガスを燃焼させることで熱を発生させます。
強い火力で温度を上げることができ、「外はパリッと中はジューシー」な本格的調理が楽しめます。
ガスオーブンは戸建てのおうちで新築のタイミングでしか入れられないと思われている方が多いのですが、実は「卓上タイプ」というものがあり、ガス栓につなぐことさえできれば、電気オーブンのように棚に置いて使うことができるモデルがあります。



ガスオーブンは後付け可能です!私もそれを使っています!
ガスオーブンのメリット3選


筆者が考えるガスオーブンのメリットは以下の3つです。
- 火力の強さでパリッと焼きあがる
- 予熱時間が早い
- たくさん焼ける
1点目は、まずなんといっても火力が強い!
特にハードパンだと、火力の強さを実感します。(外側がパリッ!)


ガスオーブンで「予熱を忘れてオーブン待ち」という時間を経験したことは1度もありません。
200℃前後であれば5分もかからず予熱が完了します。
私は現在こちらのリンナイガスオーブン卓上タイプを使っています⇩
天板がMAXで5枚入るので、クッキーなどの焼き菓子大量生産がラクにできます。




パンをたくさん焼きたいときも、発酵がずれないで一度に焼き上げられるので重宝しています。
ガスオーブンのデメリット3選


ガスオーブンのデメリットは以下の3つです。
- 設置場所をよく考えないといけない
- 本体がでかい
- 庫内が乾燥する
まず設置場所です。
コンセントがあればどこでも設置できる電気オーブンとは異なり、コンセント+ガス栓がないと、ガスオーブンは設置できません。
ガス栓がない場所にガスオーブンを設置したい場合には、(戸建てであれば)ガス栓の増設工事で設置可能な場合があります。
そして2点目ですが、卓上のガスオーブンはとにかく場所をとります。でかいです。
実際に届いてみてその大きさに圧倒されました…
購入前によーくよーく採寸をしてくださいね。(置こうと思っていた場所に入らなかったなんてこともあり得ます)
そして最後は庫内の乾燥です。
ガスオーブンの庫内は常に焚火にあたっているようなものなので、当然庫内がものすごく乾燥します。



業務用のオーブンであるスチコン(スチームコンベクション)だと、スチームと火力を両立できますが、家庭用には残念ながらその機能はなく…
米粉パンなど、乾燥に弱いものを扱うことがメインの場合にはガスオーブンはおすすめしません。
私も「お湯を入れたココットを乗せる」「ソフトモードで焼く」といった精一杯の乾燥対策をしていますが、それでも強烈な熱風には対応できていないのが現状です。
設置場所に制限なし!賃貸でも気にせず使える電気オーブン


電気の力で食材を蒸し焼きにするオーブンで、設置場所にはコンセントが必要になるもの賃貸でも置き場所に困らず置くことができるのが魅力です。
電子レンジ機能がついているものも多く、コンパクトなものからビルトインタイプまで大きさもさまざまです。
筆者は、実家のビルトインガスオーブン→1人暮らしで電気オーブン→結婚して卓上ガスオーブンと、あらゆるタイプのオーブンを利用してきました。
電気オーブンのメリット4選


電気オーブンのメリットは以下の4つです。
- 種類・大きさ・機能の選択肢の幅が広い
- 設置場所に困らない
- 火を使わないから安全
- スチーム機能
電気オーブンには、電子レンジ機能など多機能なものも多く、一台で何役もこなしてくれます。
最低限の機能で良いというかたはシンプルなものを安価で購入することもできるので、選択肢の幅が広いことはメリットといえます。
また、ガスオーブンに比べるとコンパクトなので、一般家庭で設置に困らないこともメリットの1つ。
コンセントさえ近くにあれば場所を選ばずに設置できます。
さらに、火を使わないので安全に調理ができるのも嬉しいポイントです。
ガスオーブンは、オーブン上部から熱風が噴き出し、また涼風モデルでないと扉が触ったら危険なレベルで熱くなります。
子どもといっしょにお菓子を作りたい場合は、この安全性がありがたいですよね。
そして、最後にスチーム機能です。
米粉パンを作るときにすごく大切なのが「庫内を乾燥させない」ということ。(パンの表面がひび割れてカチカチになってしまうんです…)
ガスオーブンはカラッと焼ける反面庫内が乾燥しがち。
電気オーブンのスチーム機能は庫内を乾燥させずに米粉パンを焼き上げることができます。
私が2016年から使っているのはこちら⇩
2025年6月発売の石窯ドーム最新機種はこちら⇩
電気オーブンのデメリット3選


電気オーブンのデメリットは以下の3つです。
- 予熱に時間がかかる
- 庫内温度に個体差がある
- 調理時間がかかる
電気オーブンはとにかく予熱にかかる時間が長いです。
ハードパンを焼こう!と250℃に設定したときなんて、15分経っても予熱が終わらなかったことも…
うっかり予熱を忘れてパン作りをしてしまったときは大惨事です。
また、電気オーブンは個体差が非常に大きいです。経年劣化で機能性が落ちていくという面もあります。
2016年に購入した石窯ドームですが、2025年現在では240℃で予熱し、「ピー」と完了音がなったとき、実際にはなんと160℃しかありません。
ここまで温度が違うと、それはうまくできないですよね…
ということで、古いオーブンに庫内温度計は必須です。
私はこちらを使っています⇩
ガスに比べて火力が弱いので、調理に時間がかかります。(その分電気代もかかるということです)
鶏の丸焼きなど、火力が必要な料理には電気オーブンはあまりおススメできません。
まとめ:ガスオーブンと電気オーブンの違いを知って自分にあった1台を!
本記事では、ガスオーブンと電気オーブンの違いをメリットデメリットに分けて解説しました。
- ガスオーブンのメリットは予熱時間の短さ・庫内温度の均一さ・庫内の広さ・熱の強さ
- 電気オーブンのメリットはコンパクトさ・過熱水蒸気機能・電子レンジ機能が付随
- ガスオーブンと電気オーブンの最大の違いは大きさ。おける場所があるかを要確認!
電気オーブン・ガスオーブンのメリットデメリットをいかし、自分の用途に合った1台でお菓子作りを楽しんでみてくださいね♪









