パンやお菓子を作るのにおすすめのオーブンレンジはどれ?
機能が色々あって迷ってしまう…
KOMIKOこんにちは!元パティシエ・製菓衛生師のKOMIKOです。
電気オーブンは各メーカーから様々な種類が出ているので迷ってしまう人も多いはず。
本記事では、パン・お菓子作りという観点から2段の電気オーブンの機能を比較しおすすめのオーブンレンジをご紹介します。
- 2段のオーブンレンジでパン・お菓子作りにおすすめなのは、石窯ドーム・ヘルシオ・ビストロの3機種
- パン・お菓子作りで使うなら、最高予熱温度・庫内広さ・水蒸気について考えることが大切
- ハードパンを作りたいなら石窯ドーム
- 米粉パンを作りたいならヘルシオ
- レンジ機能を活用したいならビストロ
1つずつ詳しく解説していきます!


KOMIKO
製菓衛生師
洋菓子店・イタリアンレストランの元パティシエ
元パン教室講師
パンやお菓子作りをするためのオーブンを選ぶポイント4選
パンやお菓子作りのためのオーブンを探している人は、以下4つの点に注目してみてください。
- 天板の枚数
- 庫内容量
- コンベクションオーブン
- スチーム機能
作りたいパンやお菓子の種類によって、何を重視したらよいかが変わってきます。
4つのポイントに沿って、自分にとって最適な1台を選んでみてください♪
パンやお菓子作りをするためのオーブンを選ぶポイント①:天板は2枚


クッキーや焼き菓子は、一度の稼働でたくさん焼ける機種の方が電気代の節約になりおすすめです。
そのため「天板が2枚入るかどうか」という点でまずは選んでみてください。
なお天板が2枚入る=庫内容量がある程度確保されているという、次の点にもつながるポイントになります。
パンやお菓子作りをするためのオーブンを選ぶポイント②:庫内容量は30L以上
パンやお菓子作りのためにオーブンを購入するなら、容量は30L以上をおすすめします。
筆者は26Lの石窯ドームを長らく使っていますが、トール型のシフォンケーキなど高さがあるお菓子が焼けません。
(上部の熱源ヒーターに型の真ん中の筒がひっかかってしまいます。)
仕方なく天板を使わず直接庫内に直置きしていますが、上部が焦げ焼き上がりに満足がいきません…
パン教室では石窯ドームの30Lを使用していたため、その差は歴然!
庫内の大きさが広いと熱風が循環し、焼きムラの軽減にもつながります。
扉を開けたときに庫内温度が一気に下がってしまうことを防ぐこともなるので、庫内容量は重要です。
パンやお菓子作りをするためのオーブンを選ぶポイント③:コンベクションオーブン


お菓子作りという観点で電気オーブンを購入しようと考えているなら、コンベクションオーブンをおすすめします。
コンベクションオーブンとは、「熱風をヒーターで循環させて食材に火を通す」仕組みとなっており、上部に蛍光灯のようなヒーターがついていないフラットな形状をしています。
コンベクションオーブンには以下のようなメリットがあります。
- リスト熱が庫内全体に行き渡り焼きムラが軽減される
- 熱源が上部にないので、「上だけ焦げて生焼け」が軽減される
- 天井部分の掃除がラク
パンやお菓子作りをするためのオーブンを選ぶポイント④:スチーム機能


乾燥に弱い米粉パンを作りたい人は絶対にスチーム機能が充実したオーブンを選びましょう。
庫内湿度をしっかりと高めながらもスチームを充満させて焼き上げることができるので、パンの表面がカピカピしません。
また、フランスパンやバケットなどハードパンを焼き上げたい人にも、スチーム機能は便利です♪
2段のオーブンレンジでおすすめの3機種比較一覧表
2段のオーブンレンジでおすすめの3機種は、以下になります。
- TOSHIBA|石窯ドーム ER-D7000B
- SHARP|ヘルシオ AX-LSX3C
- Panasonic|ビストロ NE-UBS10D
機能面での比較は以下をご参照ください。
TOSHIBA|石窯ドーム ER-D7000B | ![]() ![]() SHARP|ヘルシオ AX-LSX3C | ![]() ![]() Panasonic|ビストロ NE-UBS10D | |
|---|---|---|---|
| 加熱方式 | 石窯ドームオーブン(熱風コンベクション) + (上)ドームヒーター庫内まるごと遠赤 | 過熱水蒸気(ヘルシオエンジン) + 2段熱風コンベクション | スピードスチーム機構 + 2段コンベクションオーブン |
| 容量 | 30L | 30L | 30L |
| 天板数 | 2枚 | 2枚 | 2枚 |
| オーブン 温度 | 100~300℃・350℃ (350℃は5分間) | 65~250・300℃ (240℃以上は5分間) | 70~300℃ (300℃は5分間) |
| 最高温度 | 350℃ | 300℃ | 300℃ |
| 発酵機能 | 発酵(30・35・40・45℃) スチーム発酵(30・35・40・45℃) | 発酵(30・35・40・45℃) スチーム発酵(35・40・45℃) | 発酵・スチーム発酵 (30~65℃まで5℃刻み) |
| スチーム | 給水カセット式 | 強力 | 量・温度が調整可能 |
| 庫内内寸 | 幅394×奥行314×高さ232mm | 幅395× 奥行305× 高さ240mm | 幅350×奥行325×高さ225mm |
| 庫内外寸 | 幅498×奥行399×高さ396mm | 幅490× 奥行430× 高さ420mm | 幅465×奥行385×高さ390mm |
| 価格 | 楽天で見る | 楽天で見る | 楽天で見る |
ハードパンを焼きたいなら最高温度350℃の石窯ドーム


フランスパンやバゲットなど、外側がかりっと硬いハードパンを焼きたい方は、石窯ドーム一択です!
電気オーブンの中では唯一最高予熱温度が350℃と圧倒的!
(ただし、本当に庫内温度が350℃あるかはよく調べることをオススメします)
パン作りのレベルをワンランク上げたい人には石窯ドームがおすすめです。
米粉パンならスチーム機能のヘルシオ


庫内に湿度を保って焼きたい米粉パンを焼きたい方におすすめしたいのがヘルシオです。
とにかくスチーム機能が高性能で庫内の湿度がしっかりと保たれますので、パン生地の発酵もいい感じでできますよ♪
また、スポンジケーキなどしっとりと焼き上げたいお菓子にも最適です。
肉料理などのカロリーカットなど、日常使いでも大活躍してくれるスチーム機能です。
レンジ機能も重視したいならビストロ


レンジで作るカスタードクリームや、レンジ発酵のパンなど、最近では電子レンジをうまく活用しお菓子やパンを作る方法がたくさんあります。
オーブン機能と同じくレンジ機能も活用していきたいと考える人には、Panasonicのビストロがおすすめ!
高精細・64眼スピードセンサーで、食材の分量・割合を瞬時に計算。最適な方法で調理します。
パンやお菓子を焼くのにおすすめな2段のオーブンレンジまとめ
本記事では、パン・お菓子作りという観点から、2段の電気オーブンの機能を比較しおすすめのオーブンレンジをご紹介しました。
- 2段のオーブンレンジでパン・お菓子作りにおすすめなのは、石窯ドーム・ヘルシオ・ビストロの3機種
- パン・お菓子作りで使うなら、最高予熱温度・庫内広さ・水蒸気について考えることが大切
- ハードパンを作りたいなら石窯ドーム
- 米粉パンを作りたいならヘルシオ
- レンジ機能を活用したいならビストロ
ぜひオーブン選びの参考にしてみてください♪











